印鑑
  名刺
  封筒
  ハガキ・挨拶状
  伝票・製本
  ネームプレート・表札
  徽章
  収入印紙・切手
  各種印刷物





印鑑は自分自身の分身と言われています。基本的な印鑑の長さは60mmあり、還暦までは元気に丈夫に仕事が出来るようにという意味があるようです。「印鑑(実印)を彫り直す」ことは、使用していた人の良い運も削ってしまうため身(運)を削ると嫌う人もいます。また、「さぐり」(印鑑中央部の目印)も同様に自分の体を傷つけることから嫌われます。一般的に「さぐり」は高級な印鑑(特に実印)には入れません。重要な書類に押印する場合は、印鑑の上下確認をしてから一時の余裕をもって冷静になりましょう。





実印  現住所の市区町村に登録する印鑑のことを言います。
用途   : 契約書、金銭その他賃借証書、公正証書、不動産取引、車の購入、遺産相続他。
書体   : 運勢が八方に広がるように「印相体」が一般的です。
印面   : 男性が15mm〜18mm、女性は13.5mm〜15mmが一般的です。
男性は「目的相違判」と言われるビジネスにおいて100%の力を出すことを願い、姓名を入れて彫ることが良いとされています。また、重要な書類に押印することから、防犯上、類似印と区別するために姓名で彫ります。女性は結婚してからも使用できるように名前だけで彫ることがあります。また、印影が不鮮明なもの、ゴム印等印影が変形するもの、印影の直径が8mm未満、25mm以上のもの、「三文判」と言われる既成印鑑も登録できない場合があります。


銀行印  銀行に新規に口座を開設するための届印のことを言います。
用途   : 預金の出し入れや小切手などに使用します。
書体   : 運勢が八方に広がるように「印相体」が一般的です。
印面   : 男性は15mm、女性は13.5mmをお勧めします。
「安定」「調和」「和合」という意味から「横彫」をお勧めします。男性は「姓の横彫り」、女性は「名の横彫り」が良いと思います。印面サイズは、お金が貯まるように縁起を担いで紙幣に押してある印の大きさ、表が15mm、裏が13.5mmの大きさが好まれます。


認印  日常生活で一番使用回数の多い印鑑です。通常は「姓」のみで彫ります。
用途   : 配送品の受領、連絡帳の確認、他。
書体   : 誰でも確認しやすいように「古印体」が一般的です。
印面   : 男性は12mm、女性は10.5mmをお勧めします。
「認印」であっても本人が押印することで法律上「実印」と同等の効力を持ちますので管理には注意してください。「浸透印」は正式な書類には通用しません。「認印」は一般的に「縦彫」になります。それは自分自身が積極的に行動するという意味があります。


落款印  書画の自作を示す印鑑です。
種類   : 白文印 文字を彫るため文字が白抜きになります。姓名を彫刻します。
朱文印 文字を残して周りを彫るため文字が朱色になります。雅号を彫刻。雅号とは、姓名以外の風流、風雅な別名のことを言います。
関防印(印首印)、遊印 好きな言葉を彫刻します。
用途   : 画、書道、絵手紙、陶器
書体   : 白文印は「篆書体(テンショタイ)」「古印体」が多く使用されています。
朱文印は「隷書体」「行書体」が多く使用されます。
印面   : 24mm、21mm、18mm、15mm、12mm、10mm
印材は、柘及び青田石を使用します。ゴム印もあります。プロの方は三顆対印(さんかついいん)を使用します。三顆対印とは、白文印、主文印、関防印が一組になったものをいいます。手彫りの場合は、外枠が虫食いになっています。





実印 会社設立時に法務局に登記する印鑑のことを言います。「代表者印」と言われています。 法律上の「義務」と「権利」を伴う重要な印鑑です。「天丸サヤ付」が一般的です。
用途   : 契約書、金銭その他賃借証書、公正証書、他取引上重要な書類。
書体   : 一般的には「篆書体(テンショタイ)」が多く使用されています。
印面   : 15mm〜21mm(18mmが一般的です)
印鑑の大きさが1cmを超え3cm以内の正方形に収まるもので、照合に
適したものでないといけません。紛失等万が一のことを考え使用回数の多い「銀行印」「領収印」と併用しない方が良いでしょう。外枠に社名、中心部に「代表取締役印」と彫ります。合資会社や個人商店の場合は「代表者印」と彫ります。「代表者印」「銀行印」「ゴム印」「認印」がセットになった「設立セット」がお勧めです。


銀行印 企業が銀行と取引するために銀行に登録する印鑑です。
用途   : 預貯金の引き出し、手形、小切手、他
書体   : 一般的には「篆書体(テンショタイ)」が多く使用されています。
印面   : 15mm〜21mm(18mmが一般的です)
企業の金銭に係わる取引に使用しますから管理にはご注意ください。


社印(角印) 企業が銀行と取引するために銀行に登録する印鑑です。
用途   : 個人で言う「認印」に該当します。
書体   : 一般的には「篆書体(テンショタイ)」が多く使用されています。
印面   : 24mm
字数調整の為に「印」「之印」の文字を加えることが多く、文字数と配置を考えて選択します。


割印 控え等の2枚の文書にまたがらせて押す契印。
用途   : 契約書、重要文書等
書体   : 一般的には「篆書体(テンショタイ)」が多く使用されています。
印面   : 大 36mm、中 33mm、小 30mm
天丸型と寸胴型があります。





篆書体 印相体 古印体
殷(いん)から秦(しん)の時代に作られた大篆、小篆の総称で李朝により統一されました。主に青銅や石に刻まれました。 古代中国の印章史の中から伝わるもので、印章を一つの宇宙と見て、姓名の画数、生年月日、運勢を加えて開運を開く大切なものです。 隷書を元に丸みを加えた書体、大和吉印の伝統を受け継いだ日本独特のものです。
隷書体 楷書体 行書体
篆書の煩雑を省き、一般人にも解り易いようにしたもの。再び前漢時代に装飾化されました。 隷書をさらに書写に合うように改変する中で叢書(ソウショ)が生まれ、その対置である正書として楷書が生まれました。 楷書の煩雑さを省き叢書の難解さをなくす為に生まれた中庸的な書体です。





象牙
牛角(白)
象の門歯。粘り、耐久性・弾力性があり、朱肉の付きが良い。横目材は大変貴重です。
ワシントン条約の規制を受ける商品であることから希少価値が高い商品です。象はお釈迦様の生まれ変わりであり、持つ人の運を守ると言われています。
硬質で粘りがあり、白っぽいあめ色をした印材です。水牛は水陸両用と言って水の中でも陸の上でも生きていける強い生命力を持っています。自分の運が何事にも負けないと言われています。
牛角(色)
黒水牛
上記牛角(白)と同じ印材。白に対して縦に茶色の縞模様が入っています。この縞模様は個性を演じます。 牛角の芯の部分を使用します。真黒でないものは黒く染めます。天然黒水牛は、表面に多少模様があります。
アカネ
彩樺
植物性の印材であり、大変繊蜜で見た目も美しく「かんざし」「くし」などに古くから使われています。使用するほどに艶が出てくる美しさが特徴です。「柘」とも言われます。 寒冷地で生息するカバノキを圧縮した印材。圧縮しているので大変丈夫で、天然木に近い新木材です。上記「アカネ」よりも丈夫です。
白檀
チタン
植物性の印材で、とても繊蜜で仏像などに使用されています。白檀で作られた仏像は数百年持ちます。香木とも言われ、その香りが虫を寄せ付けず邪気を払うとも言われています。 捺印性、耐久性に優れ、朱肉のなじみが良い時代の先端素材です。「認印」等、頻繁に使用する印鑑に適してきます。
タイガーアイ
赤メノー
トラメ石として猫の目のように光る(シャトーシー効果)が特徴です。トラメ石の研磨していない部分に磁石が付くことから、お金を引き付ける力のある石と言われています。 縞模様が入ったりした大変綺麗な石です。昔から女性の守り石と言われています。
クリソメノー
ムーンストーン
上記メノーと同じ種類の石です。緑のさわやかな色が人の心を癒す効果があるといわれています。 和名を月長石と言います。半透明な乳白色。ピンクと乳白色があり、人に温かさ、優しさを与えます。愛情運を強くするとも言われています。
水晶
ラピスラズリ
透明なクリスタルが大変美しい印材です。人に強力なエネルギーを与えると言われています。 宝石であり最強な石です。宇宙の神秘を表します。全ての不可能を可能にする強力なエネルギーを持つと言われています。
青田石
中国の石で、主に趣味の印鑑に使用されます。欠けやすく、取扱いに注意が必要です。